日系アメリカ人市民同盟
日系アメリカ人市民同盟(Japanese American Citizens League、略してJACL)は、人種差別や偏見にさらされた日本人の血を引いた人達や、他人種の人達の人権を守るため、1929年に設立されました。今日では、アジア系アメリカ人の中では最大の人権擁護団体に発展し、米国内の各所に多数の支部を持っています。当初の指導者達は、大学教育を受けた親アメリカ派の二世達でした。1930年代、日系アメリカ人市民同盟は、いくつかの差別的な法律の撤回にも成功しています。同団体は、政治的には、対立より融和を図るという立場を取っていました。1942年の冬に、一世の日系社会の指導者達が逮捕された後、当時設立されたばかりだったこの市民同盟は、日系人と連邦政府の仲介者的役割をにないます。立ち退き命令に抵抗するのは無駄な努力だという判断から、日系人のアメリカ政府に対する忠誠心を証明するため、政府当局に全面的に協力することを人々に呼びかけたのもJACLでした。収容所内では、会員達は政府管理者に協力し、政府反対者達を非アメリカ的だと批判します。JACLは日系社会を裏切ったと感じる人もあり、いくつかの収容所では、会員達が犬(裏切り者)だとして、暴行を受けることもありました。1970年、80年代には、賠償金請求活動を推し進めるのを援助しています。
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