収容所跡地を訪れる日系人達(1998年) カリフォルニア州、ツールレイク収容所 Courtesy of Densho, the Klimek Family Collection
現在活躍する日本人の血を引くアメリカ人

日系人の構造は、様々な変化を遂げています。2000年度の合衆国の国勢調査では、両親共に日本人の血を引くという日系人が796,700人、その他に片親が違う人種のという人が352,232人という数字が出ています。混血の日系人が自分をどのように見るかには、かなり個人差があります。自分の受け継いだ伝統を重んじる人もいれば、昔の第二次世界大戦中に家族にが経験したことなど、まったく興味のない人達もいるのです。五世、六世の世代も生まれました。日系人人口はいまだに西海岸に集中しているものの、ニューヨークやシカゴ、アメリカ南部の各州などにも、多数が暮らしています。著名な日系人として、退役軍人長官のエリック・シンセキ陸軍大将、オリンピックメダリストのクリスティー・ヤマグチ、俳優のケイン・コスギなどがあげられるでしょう。シンセキ氏はハワイ出身の三世、ヤマグチ氏は収容所生まれの母を持つ四世、そしてコスギ氏は父親が日本から移民して来た新日系人と、この3氏からも日系アメリカ人の多様さが伺えます。

 

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収容所跡地を訪れる日系人達(1998年)
カリフォルニア州、ツールレイク収容所
Courtesy of Densho, the Klimek Family Collection

当時を語るインタビューから


私の家族は日本の伝統をとても誇りに思っていて、習慣などできるだけ教えようとしてくれました。それと同時にアメリカの生活習慣にも溶け込もうとしていましたね。学校では、日本人の強制収容所のことは学びませんでした。家族の者達も日本的なもので、そんな話はしませんでしたね。収容所経験が終わって何世代が過ぎてから、孫達が興味を持ち始めて、いろいろ調べるようになったんです。生活を奪われ、財産を取り上げられ失って、戦後またいちから始めないといけなかった日系アメリカ人の体験は、それは大変なものでした。今三世、四世の時代になって、この話を皆に伝えていかないといけないと思っています。

クリスティー・ヤマグチ

オリンピック、フィギュアスケート金メダリスト、Faces of Americaという公共テレビ番組のインタビューでヘンリー ルイス・ゲイツに語る