写真花嫁の到着(1909年) カリフォルニア州、エンゼルアイランド Courtesy of California State Parks
写真花嫁

多くの一世の男性は日本に一時帰国して花嫁を見つけましたが、「写真花嫁」の制度を利用した人も少なくありません。1920年までに2万人以上の日本女性が、写真でしか見たことのない男性と結婚するために海を渡りました。男性達は、この長距離見合い結婚で、日本に行く費用と手間をはぶいたわけです。日本での貧困生活には明るい将来を見ることのなかった若い女性達は、長い旅の末にアメリカにやって来ました。残念ながら、このような多くの花嫁達をアメリカ西海岸で出迎えた男達は、写真よりずっと年を取り、聞いていたような財産もなかったという場合が往々にしてありました。中には結婚を拒んで、帰国したり逃げたりする女性もいました。それでも、何千もの女性はその状況を受け入れ、家族を育て、夫と共に懸命に働いて、新しい国での生活を築いていったのです。

 

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写真花嫁達(1909年)
カリフォルニア州、サンフランシスコ
Courtesy of California State Parks

当時を語るインタビューから


(写真花嫁だった祖母は)船で13日かかって海を渡って来て、シアトルに着いたそうです。その船には, 他に60人の写真花嫁が乗っていました。祖母の話によると、皆はまだ会ったこともない将来の夫の写真を手に船先まで走って行ったそうです。それで、下で待っている男達を、どれが自分の夫になる人か見つけては指差していたんですね。その将来の夫達も、自分の花嫁の写真を持っていて、下から同じように指差している。祖母は、始めは(祖父のことを)少し期待はずれに思ったという話でした。でもすぐに気持ちが変わって、実は素晴らしい人だと分かったそうです。

ロジャー・シモムラ
シアトルで知られた助産婦トク・シマムラの孫で、三世のアーティスト